栄養ドリンク「ユンケル」の種類徹底比較!【薬局編】

ユンケル比較
ユンケル

日本を代表する栄養ドリンクといえばサトウ製薬の「ユンケル」。
体が疲れてるなら、ユンケル飲めば?」と会話が成り立つくらい栄養ドリンクの代名詞と言える存在ですが、いざ薬局に行ってみるとその種類の多さに唖然となります。
「ユンケル黄帝液」が基本ですが、「ユンケル黄帝液〇〇」だったり「ユンケル黄帝〇〇」と液が付かなかったり「ユンケル〇〇」というものもあります。

「ユンケル黄帝ロイヤル」「ユンケルロイヤル黄帝」と両方あるの知ってました? 「ユンケルファンティー」と「ユンケルファンティ」もあるんです。もはや何が何だかわかりませんね。

まずは、ユンケルの中でも「薬局・ドラッグストア」で売っているものと、「コンビニ」で売っているもので分けられます。その中で、公式で「薬局・ドラッグストア」て売っているとされているものについて、その種類をなるべくわかりやすく解説したいと思います。

>>> コンビニで売られているユンケル比較はこちら

>>> 通信販売限定ユンケル比較はこちら

目次

ユンケルの種類比較の基本は値段から

色々な種類があり、同じユンケルでも入っている成分はずいぶん違います。しかしながら、薬と違って、その成分が何に効くか細かく分類するのは難しく、基本的にはどれも、「疲れているとき」「風邪などの体力が落ちた時の栄養補給」という理由で飲む人が多いと思います。

そうなると、何を指標に分けていくかなんですが、まずは「値段」から見ていきましょう。

ユンケル黄帝液

ベースとなるのは「ユンケル黄帝液」これが、昔からある基本のユンケルです。公式での希望小売価格は「800円」。実際には薬局で400円くらいで売っていることが多いです。これを基本と考えましょう。

ユンケルスーパー黄帝液Ⅱα

その少し上のランクになるのが「ユンケルスーパー黄帝液Ⅱα」。希望小売価格が900円と「ユンケル黄帝液」に比べ少しだけ高いです。成分は、オウセイやトウチュウカソウなどの生薬が追加されているのが特徴です。あまり変わらない割に名前はだいぶ派手ですね。

ユンケル黄帝ゴールド

その上のランクに位置するのが、「ユンケル黄帝ゴールド」。こちらは希望小売価格「1,166円」。薬局だと600円程度で売っています。

イカリソウ、ゴミシ、ニクジュヨウ、サンシュユなど、ユンケル黄帝液にはない生薬が追加されています。

ユンケル黄帝ゴールド2(G2)

ユンケル黄帝ゴールドのPB品。基本的には「ユンケル黄帝ゴールド」と一緒です。ユンケルG2と呼ばれていますね。

ユンケルD

次に「ユンケルD」。こちらは希望小売価格「1,457円」。ユンケル黄帝ゴールドにさらにオウセイ流エキスが追加され、ビタミンB2、B6、B12なども入っています。内容量も増えて50mlになっています。

ユンケル黄帝ロイヤル

その上には「ユンケル黄帝ロイヤル」。こちらは、こちらは希望小売価格「1,942円」。エレウテロコック流エキスや天然型ビタミンE、カイバチンキMなどが入っているのが特徴です。こちらも50ml。

ユンケル黄帝ロイヤル2

「ユンケル黄帝ロイヤル」とほぼ一緒で少しだけ高いのが「ユンケル黄帝ロイヤル2」になります。「2」と付きましたが、成分はカイバンチンキがなくなって、ゴオウチンキが加わっているくらいで、ほとんど変わりません。

希望小売価格も2,000円とほんの少し高いだけなので、薬局で販売されている価格だと、ロイヤルより安くなる場合もあるかもしれません。

ユンケルファンティー

その上のグレードとなると「ユンケルファンティー」。こちらは希望小売価格が「2,913円」。実際には薬局で1,800円くらいで売っていますがそれでも簡単には手を出せないほど高くなってきました。オウギ、タイソウ、トチュウ、トシシ、ブクリョウ、リュウガンニク、ジャショウシなどの12種類の植物性生薬と3種類の動物性生薬、各種ビタミンが配合されています。

ユンケルスター

そして、ユンケルの最高級グレードが「ユンケルスター」。こちらは希望小売価格が「3884円」。薬局では3,000円くらいで売っている場合が多いですが、表の陳列棚には並んでいないことも多いです。コウジン、カシュウ、ガラナ、サンヤク、クコシ、オンジ、カンゾウなど、合計18種類の植物性生薬、2種類の動物性生薬、各種ビタミンが配合されています。

ここまでをまとめると、

名称希望小売価格
ユンケル黄帝液800円
ユンケルスーパー黄帝液Ⅱα 900円
ユンケル黄帝ゴールド1,166円
ユンケルD1,457円
ユンケル黄帝ロイヤル1,942円
ユンケル黄帝ロイヤル22,000円
ユンケルファンティー2,913円
ユンケルスター3,884円

となっています。

ユンケルの種類比較 特徴から見る

次に特徴から見ていきましょう。

ユンケル黄帝L

まず紹介するのが「ユンケル黄帝L」。こちらは希望小売価格が800円なので、基本の「ユンケル黄帝液」と値段は一緒です。成分もとても似ていて、ハンピチンキが入っていないのと、γ-オリザノーが入っているのくらいの違いくらいしかありません。

公式の記載では、「がんばる女性や妊娠授乳期」とあるので、LはLadyという意味で女性向けなのかもしれません。

ユンケル黄帝液40

次に「40」と書かれているもの。「ユンケル黄帝液40」と「ユンケル黄帝L40DCF」があるのですが、まず「ユンケル黄帝液40」から説明すると、「40代に適してるの?」と思いそうですが、この「40」は年齢ではなく内容量です。基本の「ユンケル黄帝液」が30mlなのに対して「ユンケル黄帝液40」は単純に40mlです。成分も変わりません。

ユンケル黄帝液が30mlで希望小売価格800円なのに対して、40mlで971円なので少しお得かもしれませんね。

ユンケル黄帝液DCF

次に「DCF」と書かれているシリーズ。「ユンケル黄帝液DCF」と先ほどでてきた「ユンケル黄帝L40DCF」があるのですが、このDCFの特徴は「カフェイを含まない」ということです。カフェインが入っていないので、寝る前に飲んでもいいというのがウリです。基本の「ユンケル黄帝液」と比べ「無水カフェイン」が入っていないのが特徴で、他の成分の違いはあまりありません。希望小売価格は971円です。

ユンケル黄帝L40DCF

この理論からいくと「ユンケル黄帝L40DCF」は、カフェインを含まず、女性向けで、40mlとなります。カフェインを含まず40mlなのは間違いないですが、Lといっても、成分は「ユンケル黄帝L」とは、コンドロイチン、セイヨウサンザシを含まず、トウチュウカソウ、トウジン、ジコッピを含むなど若干違うようです。

希望小売価格は「ユンケルDCF」が971円、「ユンケル黄帝L40DCF」が1,100円です。

ここまでをまとめると、

名称希望小売価格
ユンケル黄帝液800円
ユンケル黄帝L800円女性向け
ユンケル黄帝液40971円40ml
ユンケル黄帝液DCF971円ノンカフェイン
ユンケル黄帝L40DCF1,142円女性向け、40ml
ノンカフェイン

ユンケルの種類比較 シリーズから見る「青のユンケル」

ユンケルを比較するとき、いくつかのシリーズがあります。このシリーズから見てみましょう。

まずは、最近発売されたシリーズ「青のユンケル」。

こちらには「ユンケル黄帝ロイヤルプレミアム」「ユンケル黄帝液プレミアム」の2種類があります。「ユンケル黄帝液プレミアム」は、最初はゴールドのパッケージで、基本のユンケル黄帝液の少し上でのグレードとして販売されていましたが、2019年、新しく「青のユンケル」として「ユンケル黄帝ロイヤルプレミアム」と一緒に売り出されました。

ユンケル黄帝液プレミアム

ユンケル黄帝液プレミアム」は「ユンケル黄帝液」と比べ、オウギ、ビャクジュツ、ショウキョウなどの生薬が配合されているのが特徴で、逆にビタミンB1、B12などがなくなりました。希望小売価格は1,000円で、少し高いグレードとなります。

ユンケル黄帝ロイヤルプレミアム

ユンケル黄帝ロイヤルプレミアム」は、イカリソウ、エレウテロコック、ゴミシ、バクモンドウ、モクテンリョウなどの成分が入っているのが特徴ですが、「ユンケル黄帝液プレミアム」には入っていた成分がなくなっているものも多く、内容量も50mlと違います。この2つは「青のユンケル」とくくられていますが、あまり特徴が揃っているとは言えないかもしれません。

希望小売価格は1,800円で、高めのユンケルとなっています。薬局だと1,300円くらいで売っていますね。

ユンケルの種類比較 シリーズから見る「Y」

次にローマ字で「Y」と書かれたシリーズ。パッケージから他のユンケルとは雰囲気が違います。こちらには「ユンケルロイヤル黄帝」「ユンケルファンティ」「ユンケル1・6・12液」の3種類があります。

ユンケル1・6・12液

まずは、この中で一番値段の安い「ユンケル1・6・12液」。希望小売価格が580円と基本の「ユンケル黄帝液」よりも安い金額となっています。こちらは他のユンケルが「第二類医薬品」なのに対して、「第三類医薬品」になります。

「ユンケル1・6・12液」の特徴は、生薬がほとんどはいっておらず、名前の通り、ビタミンB1、B6、B12、それに天然型ビタミンEが入っています。他のユンケルとはちょっと違うユンケルですね。効果も他のユンケルとは違い、「目の疲れ・肩こり・腰痛」となっています。

ユンケル1・6・12液

ユンケルロイヤル黄帝

次に「ユンケルロイヤル黄帝」。こちらは希望小売価格2,000円と高めのユンケルです。他に「ユンケル黄帝ロイヤル」「ユンケル黄帝ロイヤル2」とある中で、非常にややこしい名前です。

「ユンケル黄帝ロイヤル」と比べ、値段もほぼ一緒ですし、成分もローヤルゼリーとジャショウシ流エキスが入っているくらいであまり変わりません。

ユンケルファンティ

このシリーズで一番高いのが「ユンケルファンティ」。希望小売価格は3,000円です。こちらも「ユンケルファンティー」と名前が似ていてややこしいです。伸ばす棒(ー)が付くか付かないかなので、パッケージを見ないで、言葉で言われると、もはやまったく区別がつかないですね。

成分もほぼ一緒。カイバンチンキが入っているかどうかの違いくらいでしょうか。

ユンケルの種類比較 シリーズから見る「スパークユンケル」

次に紹介するのが「スパークユンケルシリーズ」。「スパークユンケル」「スパークユンケルDX」「スパークユンケルDCF」の3種類があります。

どれも値段が安く、「飲みやすい味で、学生や若いビジネスパーソン、女性にもおすすめ」と書かれているように、リポビタンDなどの気軽に飲める栄養ドリンクのシリーズとして作られているようです、しかし、さすがにユンケル。しっかりと生薬が入っているので、「清涼飲料水」でもなく「指定医薬部外品」でもなく、ちゃんと「第二類医薬品」です。

スパークユンケルのシリーズの中でも一番安いもので、希望小売価格は50mlで272円とかなりお買い得になっています。

イカリソウ、オウセイ、タイソウの3種類の生薬とビタミン、タウリンを配合しています。

スパークユンケルDX

その上のグレードが「スパークユンケルDX」。希望小売価格350円。

イカリソウ、エレウテロコック、オウセイ、クコシ、ローヤルゼリーの5種の生薬とビタミン、タウリンを配合しています。

スパークユンケルDCF

スパークユンケルのシリーズでカフェインを含まないのが、「スパークユンケルDCF」。希望小売価格300円。3種類の生薬とビタミン、タウリンが含まれています。カフェインが含まれていないので、夜寝る前にはイイですね。

ユンケルの種類比較 シリーズから見る「ファンテユンケル」

「スパークユンケルシリーズ」よりもさらに安いのが「ファンテユンケルシリーズ」。

「ファンテユンケル3Bドリンク」「ファンテユンケル」「ファンテユンケルゴールド」「ファンテユンケルロイヤル」の4種類がありますが、ファンテシリーズはすべて第三類医薬品、内容量も100mlで、同じユンケルでも基本の「ユンケル黄帝液」とはまったく違うものになります。

ファンテユンケル3Bドリンク

ファンテシリーズの中で一番値段の安い「ファンテユンケル3Bドリンク」は希望小売価格150円。生薬は含まず、名前の通り、ビタミンB1、B2、B6などを含んだドリンクです

ファンテユンケル

ファンテシリーズのベースとなるのが「ファンテユンケル」、希望小売価格180円。エレウテロコック、オウギ、サンヤクの3種類とビタミン類を含んだドリンクです

ファンテユンケルゴールド

ファンテシユンケルの上位グレードになるが「ファンテユンケルゴールド」。希望小売価格250円。セイヨウサンザシ、ローヤルゼリーなどの生薬に加えて、ファンテユンケルよりも豊富なビタミン類を配合しています。

ファンテユンケルロイヤル

ファンテユンケルシリーズの最上位になるのが「ファンテユンケルロイヤル」。希望小売価格400円。エレウテロコック、オウセイ、ローヤルゼリーなどの生薬にタウリンを2,000mg配合しています。

ファンテユンケルロイヤル

ユンケルの種類比較 シリーズから見る「ユンケルローヤル」

ユンケルローヤル」シリーズの特徴は「指定医薬部外品」ということです。「第二類医薬品」「第三類医薬品」「指定医薬部外品」の区別は、副作用などのリスクによるものですから、この「ユンケルローヤル」シリーズは一番副作用の心配がなく優しいシリーズとなります。

「ユンケル黄帝ロイヤル」などの名前がややこしいですが、こちらは「ロイヤル」ではなく「ローヤル」です。

ユンケルローヤル・C

ユンケルローヤル・C」にはオウセイ、ローヤルゼリーなどの生薬にビタミン類が配合されています。名前の通り、他の薬局系ユンケルには配合されていないビタミンCが入っています。希望小売価格は486円。薬の副作用などリスクを気にする人にはおすすめかもしれません

ユンケルローヤルD

ユンケルローヤルD」はニンジン、セイヨウサンザシ、ニクジュヨウ、リュウガンニク、オウセイ、ローヤルゼリなど6種類の生薬を配合したタイプ。希望小売価格は953円と基本の「ユンケル黄帝液」よりも高くなっています

ユンケルローヤルD

ユンケルジュニア

ユンケルジュニア」はローヤルシリーズとは別にはなりますが、「指定医薬部外品」というくくりでは一緒になります。

その名の通り子供用のユンケルで、5歳~14歳が対象となり、カフェインは入っていません。それでもしっかりと、ニンジン、エレウテロコック、セイヨウサンザシ、ローヤルゼリーなどの生薬にビタミン、タウリンが配合されています。希望小売価格は292円。

ユンケルジュニア

ユンケルの種類比較 シリーズまとめ

シリーズでまとめると、

【青のユンケル】最新のプレミアムシリーズ

名称希望小売価格
ユンケル黄帝液プレミアム1,000円最新プレミアム
ユンケル黄帝ロイヤルプレミアム1,800円最新プレミアム

【Y】パッケージに「Y」と書かれたシリーズ

名称希望小売価格
ユンケル1・6・12液580円ビタミン中心
ユンケルロイヤル黄帝2,000円ユンケル黄帝ロイヤルに近い
ユンケルファンティ3,000円ユンケルファンティーに近い

【スパークユンケル】リーズナブルなシリーズ

名称希望小売価格
スパークユンケル272円3種の生薬
スパークユンケルDX350円5種の生薬
スパークユンケルDCF300円ノンカフェイン

【ファンテユンケル】リーズナブルなシリーズ 第三類医薬品

名称希望小売価格
"ファンテユンケル3Bドリンク"150円ビタミン中心
ファンテユンケル180円3種の生薬
ファンテユンケルゴールド250円生薬と豊富なビタミン
ファンテユンケルロイヤル400円タウリン2,000mg

【ユンケルローヤル】副作用のリスクの少ない指定医薬部外品

名称希望小売価格
ユンケルローヤルC486円ビタミンC
ユンケルローヤルD953円6種の生薬
ユンケルジュニア292円子供用5歳~14歳

となります。

まず、自分が何のシリーズが必要なのかを見極めて、その中でグレードを考えるとわかりやすいかもしれません。

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