ユンケルよりも比べてお得!「ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)」飲んでみた。いやいやちょっと

ビルトンハイ100
その他栄養ドリンク

ドラッグストア「Tomo’s」の栄養ドリンク売り場で、ひときわ目立っていたのが「ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)」。
「厳選お買い得品」と大きく書かれた札と、隣に陳列されたユンケル黄帝液との比較をアピールする「比べてお得!」のポップが印象的でした。

価格はユンケルのほぼ半額。それでいて、成分構成が近ければコスパ的にかなり魅力的な一本です。
今回は、そんな“お得枠”として店頭でプッシュされていた栄養ドリンク「ビルトンハイ100」に注目し、ユンケルとの違いも踏まえて紹介していきます。

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)とは?

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)」は、店頭で見かける機会の少ない栄養ドリンクですが、製造・販売を手がけているのは「中外医薬生産株式会社」。名前は似ていますが、かつて「グロンサン」を展開していた中外製薬とは別の企業です。

なお、「ビルトン」という名前で検索すると、南アフリカの干し肉・ビーフジャーキーのような郷土料理がヒットしますが、本製品との関連性はありません。

このドリンクは、ユンケル黄帝液と同じ「第2類医薬品」に分類されており、4種類の生薬を配合している点が大きな特徴。
実際にユンケルの隣に並べられ、「比べてお得!」と強調されていたように、同等の効果が期待できるのか気になるところです。

次の項目では、ユンケルとの成分比較を通して、効果や違いをチェックしていきます。

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の外観

ビルトンハイ100の外観

ビルトンハイ100は、ゴールドを基調にした外箱パッケージが目を引きます。全体的な配色やデザインは、どこかユンケル黄帝液を意識した印象を受けます。

パッケージ正面には、本製品の特徴である「4種類の生薬(イカリソウ・ニンジン・オキソアミヂン・トシシ)」がイラスト付きでわかりやすく掲載されており、植物由来の成分であることが視覚的にも伝わってきます。

ビルトンハイ100の外観

中央に切れ込みの入った箱は、パカっと開けるタイプ。中にはゴールドのラベルが貼られた小瓶が入っており、蓋はブラックで若干スタイリッシュな雰囲気も。ただし、箱・瓶ともに全体的な質感にはややチープさがあり、高級感という点ではユンケルには及ばないかもしれません。

箱に記載されている主な文言は以下のとおりです:

  • 滋養強壮
  • 第2類医薬品
  • ビルトンハイ
  • イカリソウ
  • ニンジン
  • オキソアミヂン
  • トシシ
  • 4種の生薬配合
  • BILTON Hi 100
  • OPEN
  • 50mL

また瓶にも、以下のような表示があります:

  • 第2類医薬品
  • 滋養強壮
  • ビルトンハイ
  • イカリソウ
  • ニンジン
  • オキソアミヂン
  • トシシ
  • 4種の生薬配合
  • 50mL
  • 中外医薬生産株式会社

内容の重複は多いものの、強調されているのはやはり「4種の生薬」の部分。ユンケルと同じ第2類医薬品として、視覚面でもしっかりと効能アピールしているのがわかります。

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の効果

ビルトンハイ100の外箱には、以下のような効能・効果が記載されています

  • 滋養強壮
  • 虚弱体質
  • 肉体疲労・病中病後・食欲不振・栄養障害・発熱性消耗疾患・産前産後などの場合の栄養補給
ビルトンハイの箱より

このように、疲労回復や体力の維持をサポートする目的で設計された医薬品ドリンクであることがわかります。

効果効能の内容自体は、ユンケルなど他の第2類医薬品の栄養ドリンクと大きく変わるものではありませんが、ビルトンハイ100は4種の植物性生薬を用いている点が特徴といえます。

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の成分

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の成分をユンケル黄帝液と比較しながら見てみましょう。

成分ビルトンハイ100ユンケル黄帝液
トシシエキス50mg
イカリソウエキス100mg
ニンジンエキス60mg
ニンジン乾燥エキス10mg
オキソアミヂン末50mg
反鼻チンキ100mg
シベットチンキ250mg
ゴオウチンキ250mg
セイヨウサンザシエキス3mg
ジオウ乾燥エキス30mg
ローヤルゼリー100mg
チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)10mg10mg
リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)5mg5mg
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)10mg10mg
ビタミンB1250μg
ビタミンE酢酸エステル10mg
ニコチン酸アミド5mg
パンテノール10mg
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム120mg
無水カフェイン50mg50mg

となっています。

ビルトンハイ100には「4種の植物性生薬を配合」「ゴールドのパッケージデザイン」など、ユンケル黄帝液と共通する特徴があります。しかし、実際に成分を比較してみると、両者は大きく異なることがわかります。

ユンケル黄帝液は植物性に加えて動物性の生薬(例:ロクジョウ、ジャコウなど)も配合されており、より滋養強壮に特化した設計。一方、ビルトンハイ100の生薬はニンジン、イカリソウ、オキソアミヂン、トシシとすべて植物系です。

また、ビタミン類についても両製品に含まれていますが、これは多くの栄養ドリンクに共通する要素。重なっているのはニンジンぐらいで、成分構成のアプローチはまったく違う商品と言えるでしょう。

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の味はどんな感じ?実際に飲んでみた感想

ビルトンハイ100の味は、期待通りの「いかにも生薬系」といった風味です。最初のひと口では、どこかユンケル黄帝液に近い印象を受けますが、飲み進めると甘さがかなり強く、漢方っぽい香りが口の中に広がります。

ただ、一口飲むと、生薬系ではありますが、甘みがかなり強い。

この特有の香りは、人によってはクセに感じるかもしれません。苦手な人にとっては、生薬臭がややきつく感じる場面もありそうです。

とはいえ、強い苦みや辛みはほとんどなく、意外とすんなり飲めるのがポイント。ユンケル黄帝液やビタローク帝王液のようなピリッとした刺激がないぶん、やさしい飲み心地ともいえます。

「美味しい!」とまではいかないものの、「まずくて飲めない」といったことはなく、薬っぽさも含めて効果を実感したい人にはアリな味わいです。

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の口コミ・評判

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の口コミ・評判は良いか悪いか極端ですね。

面白いのは、なぜかみんな一言。ユンケルと間違えて買った人もいるみたいですが、やはり皆さん、ユンケルと並べて売られているところを買ったのではないでしょうか。

https://twitter.com/junefourth1970/status/803844673785708544?s=20

基本的には評判がいいんですが、中にはまずいという意見も。僕はきらいじゃないですが、この錠剤っぽいってのはわかる。

ビルトンハイ100(BILTON Hi 100)の価格とコスパ評価

ビルトンハイ100の価格は、1本あたりおおよそ200円前後。筆者が実際に購入した際は、ドラッグストア「Tomo’s」で198円(税込)というリーズナブルな価格で手に入りました。

売り場では、近くに置かれていたユンケル黄帝液と比較され、「比べてお得!」というポップも掲示されており、コスト面での魅力が強調されていました。

ただし、価格差だけで単純に比較するのは少々早計かもしれません。どちらも生薬系の第2類医薬品ではありますが、含有されている成分の種類や配合バランスは大きく異なります。

コストパフォーマンスを重視する方には魅力的ですが、効能や目的に応じた選択が重要です。価格だけで判断せず、自分に合った成分をチェックすることをおすすめします。

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